1/10に開催された「真田丸パブリックビューイング」レポート

大河ドラマ真田丸の第1回放送に合わせ、岩櫃城址のある東吾妻町ではパブリックビューイングを開催いたしました。約400名の皆様にお越しいただいたイベントの様子をお伝えいたします。

《パブリックビューイング・レポート》

パブリックビューイングは上田市と東吾妻町。全国でも2箇所のみの開催だった
パブリックビューイングは上田市と東吾妻町。全国でも2箇所のみの開催だった

タイトルバックの岩櫃城に万雷の拍手—。

NHK大河ドラマ「真田丸」パブリックビューイングを開催
BSプレミアムでの第1話を生放送!
全国で上田市と東吾妻町だけの記念すべき祭典。
ドラマの出来とゲストとの交流に町が酔いしれた!

「ジュウ、キュウ、ハチ、ナナ…。」
東吾妻町が待ちに待った、2016年1月10日午後6時を前に、NHK前橋放送局の武田涼花アナウンサーの音頭で客席全体からのカウントダウンが始まった。会場の東吾妻町コンベンションホールはすでにヒートアップ、引っ込み思案な町民もカウントが進むに連れて声が大きくなった。

「サン、ニイ、イチ、いざ出航ー!」
戦国最強の砦「真田丸」を一艘の船に見立てたドラマにふさわしい雄叫びが響くなか、「真田丸」おなじみの挾土秀平さんによるロゴがステージいっぱいの画面に写し出る。すると会場は感動に包まれた。しかし、それも束の間、昂る感情を抑える間もなく、「脚本 三谷幸喜」の文字が踊る。しかし、会場のお客様は全員それを見逃したはず。なぜならば、その背景にわれらの岩櫃山が素晴らしくかっこいいCGで映し出されたから。みんな、三谷さんの文字は目に入らず、すべての視線の焦点はその背景にベタピンだった。会場は大きな拍手と歓声の渦に包まれた。「真田丸」で町がひとつになった瞬間だった。

さらに物語が進み、織田軍の脅威にさらされる武田勝頼公の軍議の場面、草刈正雄さん演じる真田昌幸公が勝頼公に「是非、我が岩櫃城へお越し下さりませ」と進言する。会場内は真っ暗なわけなのに、お客様すべてが、「よしっ!」心の中でガッツポーズを決めているのがありありと目に浮かぶ。なんとも不思議な雰囲気に包まれた。

お楽しみはドラマだけではなかった。第1話の放映が終わってからは、その第1話ファーストシーン登場で最初のセリフを放った矢沢三十郎頼幸を演じる迫田孝也さんが、サプライズで登場。お客様と会話し、求められるままに握手に応じて登場。撮影現場や裏話などを披露しながら、おもしろおかしく友達のようにナチュラルトーク。会場は笑顔に包まれ、多いに会場を盛り上げてくれた。

そのトークも終わりかと思ったところで、またまたサプライズ。「真田丸」制作統括の屋敷陽太郎さんが赤備え深紅ネクタイで、ダメ押しサプライズ登場。迫田さんさえ予期せぬ登場に、会場は一様に驚きに包まれた。
この日のパブリックビューイングは本家本元の上田市でも開催されている。「えっ、屋敷さん、上田じゃなくて、こっち? で、いいの?」。キツネに頬をつままれたような表情が並ぶ会場に屋敷さんが笑顔で呼びかける。「第1話見てあらためて分かりました。岩櫃の人達は裏切らないから、昌幸さんは岩櫃をすすめたんですね。だから、みなさん、『真田丸』裏切らないでくださいね」。この呼びかけに会場はこの日マックスの大歓声。

東吾妻町はNHK大河ドラマ「真田丸」、裏切りません!一年間の放送が終わったときに屋敷さんに「岩櫃、よき一族じゃ!」と言われるようにこの1年間は「真田丸」にすべてを捧げる、みながそう誓った一大祭典だった。

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