東吾妻町のみではなく群馬の郷土料理の代表格である「おっきりこみ」。
小麦栽培が盛んだったことと種類豊富な野菜が多く採れたことから
江戸時代中期以降には食べられるようになったと言われています。
どうせ作るなら、麺から手打ちはどうでしょう?
打ち粉が汁に溶けてとろみとなり、冬の冷えたからだをぽっかぽかにしてくれます。
味付けは、味噌としょう油を合わせるのが“いわびつレシピ”流です。
・豚バラ肉 | 50g |
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・大根 | 150g |
・白菜 | 150g |
・人参 | 50g |
・ごぼう | 50g |
・里芋 | 2個 |
・しいたけ | 4枚 |
・長ネギ | 1/2本 |
・油揚げ | 1枚 |
・ごま油 | 大さじ2 |
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・だし汁 | 8カップ(煮干し5〜6本) |
・味噌 | 大さじ3 |
・しょう油 | 大さじ2 |
《麺》 | |
・地粉 | 200g |
・水 | 100cc弱 |
①だし汁を作る
煮干しの頭と黒いわたを取り除き、半分にさいて30分水につける。
10分~15分煮て、煮干しを取り出す。(だしの素で代用しても良い)
②材料の下ごしらえをする
大根・人参は皮をむき、5ミリ厚のいちょう切り。
里芋は皮をむき、いちょう切りにして塩少々でもむ。水でぬめりを洗い流し、水気をきる。
しいたけは軸を切り落とし、せん切りにする。
ごぼうは皮をむいて、ささがきにし、水にさらす。
白菜は一口大に切り、芯と葉に分ける。
長ネギは5ミリの厚さの小口切りにする。
油揚げは熱湯をかけて油抜きし、縦半分に切り、1センチ幅の短冊に切る。
③麺を作る
地粉をボウルに入れ、水を少しずつ加えてよくこねる。
ひとまとめにして、ぬれ布巾をかけ、30分ねかせる。
打ち粉をしいて生地をのせ、粉をふってめん棒でのばす。
2ミリの厚さにのばしてめん棒に巻き付け、包丁で切り込みを入れて開く。
1センチ幅に切りそろえる。
④汁を作り、麺を煮込む
鍋にごま油を中火で熱し、ごぼう・人参・大根・白菜の芯の順に炒める。
残りの野菜を加え、さっと炒めたら、だし汁を加えて煮る。
アクをすくい材料が柔らかくなるまで煮たら、味噌、しょう油で味を調える。
麺の粉をかるく落とし、ほぐしながら加えて柔らかくなるまで煮る。
完成!
すぐ食べても良いが、一晩置いたおっきりこみもおいしい。