いわびつ座談会 Part4「真田丸で最も注目すべき人物は…三十郎!?」

《Part3、Part4の座談会は、「真田丸」第二話放送後に行われました》

司会

東吾妻町の今後の動きは何かありますか?

小山

東吾妻町で忍者イベントを行っている「岩櫃城 忍びの乱」のスタッフと、東吾妻町役場の有志からなる「真田丸ミーティング」のメンバーが協力する形で、岩櫃山のふもとにある密岩神社にて、2月より、土・日・祝限定で「岩櫃城おもてなしの陣」と称した休憩所を開きます。また4月からは平沢登山口に案内所がオープン予定です。

司会

春になれば、「真田丸」効果も相まって、岩櫃山に登りたいって人は増えると思いますね。

加部

実は私まだ一度も頂上に登ったことがなくて・・今年おみくじを引いたら大吉で、「岩の上に登る夢を見ると願いが叶う」的なことが書いてあって・・

一同

えーっ!

加部

これはもう岩櫃の上に登れってことなんだな、と思って。今年中には登ろうと思ってるんですけど(笑)

富澤

密岩神社の例祭がある5月5日に、甲冑を着て、岩櫃神社をお参りしてから岩櫃山を越えて、密岩神社まで行ったっていいよな。ひとつのイベントになるよね。それに5月5日なら、まだ真田丸が薄れてねぇから(笑)そのころにしねえと余韻がなくなっちゃわいな。そうすれば秋にまたイベントができるし。

司会

話を真田丸に戻しますが、富澤さん、信繁の生涯でいうと、一番グッとくるのはどこですか?

富澤

やっぱり大坂の陣じゃないの?信繁はそれまで無名なんだから。江戸時代に「真田十勇士」とかの話ができたんで名前が出てきたけど、当時は、大坂の陣までは無名だったからね。だから、徳川家康が、真田が大阪城にいるって聞いて「親か?子か?」って言い襖を持ってカタカタカタって震えたっていうからね。それで、「子です」って聞いたら震えが収まった、っていう。そういう逸話があるからね。

司会

加部さん、真田丸のドラマとしては、今後どんなところが面白そうですか?

加部

やっぱり最終的に・・・ラストっていうのは皆知ってるじゃないですか?
まあ歴史好きな人は知ってるんですけど、私的には迫田さんに注目を・・

一同

迫田さん!

加部

迫田さんが演じる矢沢三十郎頼幸って・・

富澤

頼幸は、真田昌幸の叔父の矢沢頼綱の息子だよね。

加部

そうなんですよね。で、信繁と一緒に人質として越後についていく・・

富澤

越後っていうかね、海津城だって言われてますけどね、海津城に人質で行ったんじゃないかって。

加部

その後の第一次上田合戦の時に、駆けつけたっていう説と、駆けつけなかったっていう説を、三谷さんがどっちをとるかな、とか。

司会

へー。三十郎は、信繁とそこまで付き合いが長い登場人物なんですね。

加部

はい。色々なわからない説、っていうものがある中で、どれが採用されるのかっていうのが面白いです。歴史を知っていると、三十郎って・・ネタバレになっちゃうからアレかもしれないけど・・すごい転機があるんじゃないかな、そこで泣かせるシーンがあるんじゃないかな、って期待してます。

司会

なるほど、東吾妻町にも来てくれたし、三十郎に注目ってことですね。いいですね!

小山

僕はね、天正壬午の乱(てんしょうじんごのらん)。あの時代の、こっちの辺を映したドラマって今までにないと思うんですよ。どれだけ史実に基づいてやってくれるかはわからないんですけど、その時のこの辺、上田から沼田領までの物語をどう書いてくれるのかが見たいですよね。こっちの方にスポットを当ててどうドラマを書いてくれるかを楽しみにしています。

富澤

天正壬午の乱は、ほとんど取り上げられてないからね。俺は本なんかで知ってるけど、一般的にはほどんど知られてないよね。

小山

自分はそこがすごい気になるところですよね。
あとは、先日上田市の「真田丸 大河ドラマ館」のオープンに行ってきたんですけど、あれだけ上田が盛り上がっていて、九度山もすごい盛り上がっていて、沼田でも今ドラマ館を作ってるんですけどね。ゆかりの地、岩櫃のあるここ東吾妻町も一緒に盛り上がっていきたいなぁと思いますよね。やっぱり。

司会

そうですね。では皆さん、2度に渡りお話しをしていただきありがとうございました!今後もみんなで「真田丸」を応援して行きましょう!
座談会Part3・4は真田丸第1話放映後に行われました。
第1話放映に合わせて東吾妻町で開催されたパブリックビューイングの様子をご覧いただいた上でPart3・4を読むとより一層お楽しみいただけます。
2016年1月10日、真田丸第1話放映時にパブリックビューイングが行われました。
パブリックビューイングの様子はこちらからご覧いただけます