田舎のおやつの代表格に「お焼き」があります。
地方によっては、あんびん、ちゃなこ、はりこしなどとも呼ばれるそうで、
吾妻では「焼きもち」と呼ぶことが多いのではと思います。
お焼きの発祥といえば長野が有名ですが、長野のお焼きが野沢菜や切り干し大根を具材として生地で包むタイプなのに対し、吾妻の焼きもちは野菜や味噌を生地に練り込んだタイプ。
日持ちが良く腹持ちも良いのです。
今回は春の味覚「ふきのとう」を使ったふうき焼きもちをご紹介しますが、
ふきのとうの変わりに人参や柚子などを使っても美味しいです。
囲炉裏端で食べるようなあのほっとする味を、ぜひご家庭でお試しください。
地粉 | 400g |
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蒸しパンミックス | 100g(なければ地粉を増やす) |
ベーキングパウダー | 小さじ1 |
重曹 | 小さじ1 |
砂糖 | 小さじ2 |
卵 | 1個 |
酢 | 小さじ1 |
水 | 150~180cc |
焼き油 | 少々 |
【ふうき味噌】 | |
ふきのとう | 60~80g |
味噌 | 40~60g |
みりん | 大さじ2 |
砂糖 | 大さじ2 |
酒 | 大さじ2 |
ごま油 | 少々 |
※今回はふきのとうを使いましたが、他の野菜を刻み味噌と練り込んだものを使用しても美味しいです
①ふうき味噌を作る
ふきのとうをよく洗い、細かく刻む。
少量のごま油を熱し、ふきのとうを炒める。
軽く炒めたら、みりん、砂糖を入れる。
味噌を酒で溶き、入れる。
水気がなくなるまで煮詰める。
②生地を作る
粉をすべて混ぜる。
溶き卵、ふうき味噌、酢を入れて混ぜる。
水を少しずつ入れてこねる。
耳たぶくらいの固さになったら16等分し、丸める。
③焼く
フライパンにごく少量のサラダ油を熱する。
生地を並べ、ふたをしながら終始弱火でゆっくり焼く。
生地の周りが乾いてきたらひっくり返し、ふたをし弱火で焼く。
周りをさわって弾力を感じたら中まで火が通った合図。
完成!