歴ドル、小日向えりが体験した、岩櫃の魅力とは?
6年前から真田ゆかりの地を訪ね歩き、その集大成としての著書「いざ、真田の聖地へ」(主婦と生活社)を出版した歴史アイドルの小日向えりさん。
アイドルとしてのかわいらしい一面だけではなく、書籍を出版するほどの真田好き、歴史好きが支持され、近年活躍の場を広げています。
このページでは、そんな小日向さんの岩櫃訪問記&真田への熱い想いをご紹介します。読めばきっと真田の、彼女の虜になること間違いなし!
小日向えり、岩櫃を語る
「vol.03 いざ、真田の聖地へ」
いざ、真田の聖地へ
「いざ、真田の聖地へ」という本を出すにあたって、訪れた場所を振り返ると、上田、松代、大阪、群馬、和歌山の九度山…改めてたくさんの場所を訪れたなぁと感じました。また、昔の日記を読み返していると初めて上田に訪れたのは7年ほど前でした。上田とのご縁ができてからは、上田の史跡にも足繁く通うようになりました。
史跡を巡る面白さ
真田の追っかけ活動を略して「サナカツ」と名付けたのですか、それからはサナカツに勤しむ日々です。今の私は、最初に史跡巡りに訪れたときよりも、もっともっと好きになっています。
史跡を巡るとよりその人物への思い入れが増し、更に知りたくなります。もっと知りたくなるから現地に足を運ぶ。するとまた愛が深まる。その繰り返しです。
幕末や明治と違って、戦国時代は写真も残っておらず、遺品も少なくわからないことが多いですが、史跡巡りをし、人物の足跡を辿ると、「その人物が確かにここにいたんだ」と思えます。
身近に感じる人物像
史跡を訪ねると400年前という遠い存在でぼんやりしている人物像が浮き彫りになり、ぐっと身近に感じることができるのです。
例えば、上田城。私のお気に入りポイントは「本丸土塁の隅おとし」なのですが、北東(丑寅)の方角は鬼門だからということで、土塁の角を削って落としているのです。
鬼門を気にして、縁起担ぎをしているのが、なんとも昌幸さんらしいです。
史跡のなかでも、特にお墓は「その人物の魂に最も近い場所」という感じがします。
信繁のお墓は京都の石庭が有名な龍安寺にあって、普段非公開なのでお墓参りできたことがないのですが、お墓参りの感覚で、信繁戦死の地である安居神社にお参りしています。私は毎年初詣で行っているのですが、新年から信繁公にご挨拶をし、その年の抱負などを(心の中で)お伝えすると、背筋が伸び、身が引き締まる気持ちになります。
いつか龍安寺の信繁公のお墓参りにするのが夢です!
まだまだ行きたい史跡、何度も訪れたい史跡がたくさんあります。私の歴史探求の旅はまだまだ続きます。